商品について
画期的なオリジナルドライバー「Bulls Eye Driver(TM)」を搭載した高音質ハイレゾ対応イヤホン
■特許技術でもあるオリジナルドライバー「Bulls Eye Driver(TM)」を搭載し、高解像度と自然な帯域バランスを両立
ダイナミックドライバーには強力なネオジウム・リングマグネットを採用。低域のパワーと解像力を向上
■完全同軸型の良さである点音源のメリットをいかんなく発揮し、優れた音像定位と音場感を実現。
広い周波数特性でハイレゾ再生に最適。
DM200Hは、BA型/ダイナミック型を同軸配置する「Bulls Eye Driver」を採用した、世界初の同軸2ウェイ型ハイブリッドイヤホン。
Bulls Eye Driverは、ネオジウムマグネットを採用したダイナミック型ドライバーの中央に穴を設け、そこにBAドライバーを配置。これにより“点音源”再生が可能になり、正確な音場再現と音像定位が期待できる。またBA型/ダイナミック型それぞれの能力も最大限発揮できる。
ハウジング素材はアルミ。人間工学とコンピューターにより空気の流れをシミュレートした構造を持ち、内側と下部に設けたポートで背圧を調整して音調を整えているという。
今回は続々と新製品が出ている10万円以下のDAPから特に人気なAstell&KernのAK70/ONKYOのDP-X1/SONYのNW-A35と組み合わせて試聴した。
3機種のDAPで聴いて感じたのは、音抜けが良く音色がフラットな点だ。中高域は正確なトーンバランスを持ち、低域は少々強めだがローエンドは伸びている。解像度も高く、スピーカー的に言うとモニター的要素と音楽性の高さを両立したハイエンドライクな音だ。
サウンドステージの表現力やボーカルなどの定位も抜群だ。音の濁りの原因となる付帯音があまり聞こえないのは、優れたハウジング設計とドライバーの相互干渉の少なさからだろう。
この価格帯でワイドレンジと素晴らしい定位を実現していて、ハイレゾの良さも十分に聴くこともできる。組み合わせるプレーヤーの能力を素直に引き出すが、低域は少し膨らみを感じる時もあったので、制動力に優れたDAPを推奨したい。
クラシック音源を試しに再生すると想像通りの素晴らしい空間再現性で、DM200Hの実力を実感した。開発の苦労は想像に難くないが、ドライバーユニットを自社で開発設計できるDynamicMotionの技術力が生かされた好例だと言える。
文:土方久明
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。