商品について
1/24 ランチァ ストラトス HF [1977 サファリラリー]です。
ランチアストラトスは世界初のパーパスビルトマシーンとして開発され、FRP製のカウルを前後に持つ革新的なミッドシップマシーンとして誕生しました。
1970年代ラリーのパワー競争は年を追う事に激化、勝つためには高い運動性能と軽量コンパクトなマシーンが必要でした。
ランチアはこれまでの市販車をベースにラリー用マシーンを制作するという考えを捨てストラトスは世界で初めてWRCのタイトルを獲得する目的だけに開発されています。
1974年のWRC第5戦サンレモラリーでデビューしたストラトスは終始トップを守りきり圧倒的なパフォーマンスを見せ優勝、このシーズンのメイクスタイトルを獲得しました。
本格的な参戦となった1975年、サファリラリー仕様車からルーフ後端を包み込むようなスポイラーを装着。
ライトポッドはそれぞれ独立した2灯から4灯の連結式となっています。
1976年からは、エンジンが280hpを発揮する4バルブ仕様を搭載、ボディのテールエンドにリアスポイラーが取り付けられ、サファリ仕様からルーフベンチレーターが標準で付くようになりました。
サファリラリーやアクロポリスでは不調に終わったものの、3年連続となるメイクスタイトルを獲得しました。1977年開幕戦のモンテカルロで、ムナーリが3年連続優勝という輝かしい記録を打ち立てました。
しかしストラトスのWRC参戦は縮小が決まり、悲願のサファリラリーはムナーリが3位と健闘するものの、期待されたサンレモも不調、最終戦RACはムナーリが25位の成績となり、このシーズン5位に終わりました。