商品について
SE215高遮音性イヤホンは、ダイナミック型MicroDriver搭載で、温かみのあるディテールサウンドを提供します。
◆強化された低域を伴ったダイナミック型ドライバー
SE215は、Shure SEイヤホンのエントリーモデルです。SE215は、強化された低域を伴った温かみのあるディテールサウンドを再現するダイナミック型ドライバーを搭載しています。
◆遮音とは?
高遮音性イヤホンは、当初ミュージシャン向けに、大音量のステージ上で自身のパフォーマンスをモニターできるようにするためのパーソナル・モニター・システムとして開発されました。高遮音性イヤホンには最大90%の騒音カット効果を持つソフトで弾力性のあるイヤパッドが採用されていますので、ステージ上、電車内、路上、運動中でも音楽に集中することができます。
◆着脱式ケーブルとワイヤーフォームフィット機能
SE215の耐久性のあるKevlar素材で強化されたケーブルにより、簡単に交換やカスタマイズが可能です。曲がり具合を保持するワイヤーにより確実なフィットが得られ、耳の上側にケーブルをかけることで邪魔になることがありません。スナップ・ロック式の金メッキMMCXコネクターは、360度回転するため快適性の向上にも貢献します。
今やSHUREはオーディオファンのみならず、一般ユーザーにも名の知られたブランドだ。プロフェッショナルオーディオの分野で培われた技術を踏襲した製品群は、どれも抜群の性能で熱狂的なファンを生み出している。そんなSHUREのイヤフォンの中で、エントリークラスながら驚異的な人気を誇るSE215。その実力に改めてスポットを当ててみたい。
シュアといえばBA(バランスドアーマチュア)型ドライバーのイメージが強いかもしれないが、SE215にはダイナミック型ドライバーが搭載されている。とはいえ、シュアのエントリーラインは歴代ダイナミック型を踏襲しており、実際に根強い人気もあるので、本来はそれほど話題となるべき話でもなかった。
しかし、その実力が何とも素晴らしかったのだ。先代からさらに小口径化された6.2mmドライバーは、タイトでスピーディ、しかも自然な音色と帯域バランスを併せ持つ、ダイナミックならでは、それでいてBAドライバーを搭載する上位モデルと相通じるサウンドキャラクターを与えられていたのだ。さらに筐体も上位モデルと共通するデザインが与えられ、そのうえなんと、この価格帯ではまずありえない着脱式ケーブルすら奢られていたのだ。
さて、今回は改めてSE215のサウンドを確認した。スピード感溢れるキレの良いサウンドを信条としながらも、ヴォーカルやメイン楽器に程よい厚みや深みがあり、音楽をリズミカルに楽しませてくれる“シュア らしさは相変わらず健在。特に感心するのが男性ヴォーカルの表現だ。エリック・クラプトンを聴くと、ややドライながら、なんとも力強い歌声を披露してくれるのだ。一方で、女性ヴォーカルもかなりいい。ダイアナ・クラールを聴くと、感情表現がとても豊かに感じられるので、普段よりも音楽の世界に没入できる。ヴォーカルものをメインに聴く人にとっては、たまらないサウンドだ。その魅力は、いまでも全く色あせていない。
文:野村ケンジ
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。